【FIREの日常】#60 移住者の先輩として

8月末で移住してから丸1年が経つんですが、最近は先輩移住者として淡路島に移住を検討している人たちの前で話をすることが増えてきました。先日も淡路島への移住に関する個別相談会に参加したご夫婦が我が家に立ち寄り実際の生活を見てもらったり、別の日には移住希望者や移住してから日が浅い人たちが集まる「移住者交流会」にゲストスピーカーとして呼ばれました。

移住を希望して、真剣に検討している人たちと会話をすると、1年前の自分の姿が思い出され、ついつい今の自分と比較をしてBefore-After的な感覚になり、懐かしくなります。今回は「あわじ暮らし総合窓口」がおこなっている移住希望者向けのサポート内容などを交えながら移住希望者の様子なんかを書いていきます。

まず、私が移住者支援に携わることになったきっかけは5月の日記にも書いた「NPO法人あわじFANクラブ」のインタビューを受けたことから始まります。このNPO法人、もともとは淡路島の魅力を発信する目的で設立されたんですが、行政から移住者支援もやって欲しいと打診され、「あわじ暮らし総合窓口」を開設し、年間数百人からの移住相談やすでに移住した人たちの支援なんかをやっています。移住希望者には電話や面談で移住に関する情報を提供したり、実際に現場を見てみたいという人には個別相談会として、1泊2日の移住ツアーを催したりしています。

私は、移住を検討していた2020年12月29日という年末の押し迫った時期に面談を依頼したんですが、こんな時期でも快く面談を引き受けていただき、色々と淡路島で暮らすことの情報を教えてもらいました。その後も家を探す際に候補地の住所をメールで送って、その土地の住み易さや注意点などを教えてもらったり、移住してからも交流会の開催案内を送ってくれたり、と手厚くフォローしてもらいました。

そんなご縁なので、個別相談会や移住者交流会で話をして欲しい、、、と言われれば、2つ返事でお引き受けしました。個別相談会に関しては6月と8月に1組ずつ我が家を訪ねていただき、実際の暮らしぶりを見てもらいました。特に、庭でやっている家庭菜園やピザ窯などは田舎暮らしでしか出来ないものなので、なるべく楽しかった思い出を語るようにしました。参加された2組とも移住にはもの凄く前のめりで、恐らくあと数か月で移住者の仲間入りをするんだと思います。移住後のビジョンを話している雰囲気がとても明るく楽し気で、移住後も何かしらつながりを持てたらなぁ、なんて思いました。

もう一つの移住者交流会は、移住希望者や移住してから日の浅い人たちの交流の場として年に数回開催されているイベントです。私もこれまで新人移住者として2回ほど参加していたので、ゲストの役割も何となく認識はできていました。

当日は5名の移住希望者と9名の新人移住者の前で2人のゲストが15分程度の話をしてから、参加全員の簡単な自己紹介→三々五々自由に交流、という流れの2時間半のプログラムです。もう一人のゲストが家探しや生活のことをスピーチされたので、私は仕事のことと地域の人たちとの付き合いについて話をして、その後5~6人くらいの人たちと個別に会話をしました。すでに移住している人たちだったので、生活基盤もしっかりできており、こちらが参考にしたい話が多かったように思います。

『先輩移住者』と呼ばれるのはまだまだ気恥ずかしいんですが、移住前も移住後もとてもお世話になっている人たちなので、これからも恩返しはしていきたいなぁ~と思っています。

ただ、今回の移住者交流会は1人を除いて、他の8人は私よりも早くに移住してきた人たちや淡路島出身でUターンしてきた人たちばかりで、皆さん私よりも淡路島のベテランした。

そんな中、先輩移住者として喋るのは、、、あぁ~、肩身が狭かった ( ;∀;)