【FIREの日常】#120 丹波篠山へプチ・ジャーニー

先日、行政書士会淡路支部の親睦旅行が開催され、有志10名で丹波篠山に日帰りで行ってきました。

この親睦旅行は毎年開催されており、年替わりで日帰りの年と1泊2日の年が交互にくるのですが、今年は日帰り。そして、私が福祉担当理事として段取りすることになっており、4か月前から準備が始まりました。

まず最初に旅行会社に連絡して、日帰り旅行のプランを4つほど作ってもらい、それらを12名いる理事の皆さんに投票してもらって1つに絞ります。そして、会員全員に案内を送って出欠を確認し、人数が確定したら旅行会社と参加人数やら集合場所やらの最終調整。そして、バスの車内で食べるお菓子・おつまみをスーパーで買ってきて個別包装にラッピングし、当日徴収する会費の領収証を準備して、やっと当日を迎えます。
どれもこれも時間のかかる作業でもないし、複雑な作業でもないんですが、それだけにすぐに忘れそうになるので、スケジュール管理をきっちりとしておかないとズルズル先延ばしになりかねません。そして、これらはサラリーマン時代の経費精算みたいなもんで、まとめてやったり先延ばしするとろくなことは無いことを身を持って知っていたので、結構念入りに段取りしました。

そして、当日。

快晴の淡路島を7時過ぎに出発して、途中何カ所かで参加者をピックアップしてから明石海峡大橋を渡っていざ本土へ。最初の休憩は西紀サービスエリアでした。バスを降りると少しヒヤッとするくらい気温が下がっており、空もやや曇りはじめていました。それでも淡路島の晴天を見てから来ているので、天気が崩れるなんて思ってもみませんでしたが、、、さすが山の天気。
満開で一面に咲き乱れるコスモス畑を見に達身寺に到着したころには雨がポツポツと降り出しました。
そこでコスモスは後回しにして、お寺に飾ってある仏像を拝観しに行きました。
このお寺は戦国時代に明智光秀が攻め入ったときに仏像を持ち出して隠したらしいのですが、江戸時代になってもそのまま放置されていたらしく、改修された仏像はどれもところどころ傷んでいたり一部が滅失しており、それが生々しくて興味は尽きませんでした。
そんな仏像を30体ほど眺めていると、なんだか外が明るくなってきました。雲の隙間から晴れ間が見え始め、雨もやみました。我々はぶらぶらとコスモス畑に向かい、思い思いに散策をはじめました。雨上がりの秋の陽光に色とりどりのコスモスがよく映え、他の観光客も一緒になって一様に撮影タイムを楽しんでしました。

このあと、近くで昼食を済ませて午後は篠山城跡と城下町の散歩へ。正直、天守閣もない城跡だけの篠山城に観光客なんていないだろう、、、って思ってまっしたが、行ってビックリ!

人・人・人の人だらけ。。。

この時期は丹波の黒豆を目当てに観光客が押し寄せていたんです。城跡はひっそり・閑散としていたのに、城下町は人でごったがえしています。歩行者天国ではないのに、観光客は道路にもあふれていて車が通るたびにクラクションが聞こえるほど。土産物屋でも布団屋でも果ては路上でも丹波の黒豆は販売してい人だかりと行列ができているし、そこらじゅうで黒豆ソフトクリームを食べ歩きしている人がいました。
こんなところを10分も歩いているとなんだか人混みにうんざりしてきたので、人がいない方向にテクテクと歩き出しました。すると、道を一本外れただけで閑静な住宅街に出たので、ホッとして散歩を開始。で、あることに気が付きました。

この辺りは城下町からすぐ近くなんですが、家はどれも新しく、最近建てられたような綺麗で機能美が目立つものばかり。城下町の古民家風のお店や明治大正モダンをモチーフにした土産物屋の一角とはガラリと変わった街並みに少しだけ驚きを覚えました。観光客を一瞬でノスタルジックな気分にさせる城下町と雪が多くて寒さの厳しいこの地域で断熱性や気密性に優れた住居を構える住民たちと、、、道一本を隔てて共存しているこれらの建物を観ることができるこの城下町は結構お気に入りになりました(^^♪

そして、この旅のすべての行程が終了して、いざ淡路島へ

バスを降りたのは19時をまわっていたので実質12時間の旅でしたが、途中雨に降られる不運もありつつ、なんとなく参加者の満足感が伝わってきたのと、とにかく無事に島まで帰って来られたので責任者としてはホッとしました。

来年は1泊2日の年。前回は滋賀まで行ったそうなので、今度はどこに行こうかなぁ~。