【FIREの日常】#88 自治会のお仕事

2023年の年初に行われた自治会の総会で私が理事をやることになりました。まったく寝耳に水の話で移住してから1年と少し、やっと町や住んでいる人たちの様子が分かり始めたところで役に立てるのか不安もありましたが、せっかくのオファーだったので引き受けることにしました。就任してからまだ3週間ほどしか経っていませんが、すでに理事が集まる会合が5回ほどあり、なかなかのハードワークを予感させる立ち上がりです。今回は、私の住む集落の自治会活動について触れてみたいと思います。

まず、この地域の概要から。

私が住む南あわじ市の阿万地区は淡路島の南に位置しており、その中でも徒歩数分で紀伊水道を臨む砂浜がある吹上町、という地域になります。集落には約100世帯の住居と20件の空き家があり人口は大体300人前後でしょうか。正確な年齢構成は分かりませんが、地方の田舎町で多くの人がイメージする限界集落的な高齢者が多数を占める寂れた町とは少し違い、40代から60代の中高年層が田んぼや畑で頑張っている姿があちこちで見られる、比較的元気な町です。

現時点では自治会活動も滞りなく行われており、役員になる候補者は昔より減ってはいるものの、まだまだやれる人は多いんです。そんな中、なんで理事をやることになったのか?

どうやら移住者であることが関係しているようです。

で、私が理事になった経緯を。

この地域も日本中の他の田舎同様、人口はどんどん減っています。私が知っているだけで昨年も3軒ほど空き家が増え、将来的には自治会の収入源である会費の負担者が減ることと役員の成り手がいなくなることも想定され、活動の存続も危ぶまれています。ただ、一方で働き盛りの年齢層がそれなりにいる地域でもあり、比較的元気な雰囲気が漂う集落でもあるので、最近はこの町で家や土地を探している人が増えてきています。

そして、移住者が増えることについては当然賛否両論あります。また移住者が来ることを歓迎している人たちも、自分の家の隣に住むのは不安があるようで、「総論賛成、各論反対派」もいます。そんな中で、よそ者である私が伝統行事が多く残るこの地域の自治会でどんな貢献ができるのか、、、注目されるんだろうなぁ、なんて思っています。

これからも移住者をどんどん受け入れて町内が活気づくのか、素性の分からないよそ者の混入はできるだけ避けて独自の文化を守る保守的な町になるのか、、、分岐点なのかもしれません。

と大仰なことを色々書きましたが、ここまで3週間の自治会活動はそんなに難しいものでもなく、「地域で片付けなきゃならない仕事をみんなの代わりに片付ける人たち」的な役割です。ごみ当番表や回覧物の作成、神事の準備、地域のお寺に新しく迎える庵住さんのため粗大ごみを搬出したり、、、その多くは雑用です。

で私、雑用、超得意なんです。会社員のころに培った雑用スキルがこんなところで活かせるなんて、、、なんでもやっておくべきですね。

そして、今回の自治会役員メンバーはみんな献身的で好意的な超いい人たちなんです。多分、これまでとは違うペースややり方で事務作業を進めているであろう私を無理に止めることなく、逆にみんなが合わせてくれているようでストレスなくやらせてもらってます。

どうせやるなら全力で地域のためになる仕事ができれば、、、今はまだ漠然としたイメージしかできていませんが、そのうちこの日記に書けるような仕事も計画中です。

披露できる日が来るのが楽しみです♪