【FIREの日常】#96 新年度を迎えて

4月になり、いよいよ新年度がスタートしました。とは言っても、会社勤めを辞めて移住したFIREにとっては転勤で新メンバーが増えるとかリクルートスーツ姿の初々しい新入社員を見かけるなどという特別感はあまりなく、学校に行く子供でもいない限り4月を節目に感じることは少なくなりました。

不思議なもので、小学1年生6歳の頃から社会人を経て大学院卒業する47歳までの40年以上、実に人生の約80%の時間で4月は特別なシーズンだったのに、移住後たった2年でその特別感も失せてしまう、、、人間の慣れって凄いと思います。

なので、今回は4月のフレッシュな感覚を忘れないために、毎年の恒例行事を考えます。

そもそも、日本には年明けが4回あると言われています。最初は1月1日のお正月。人間が新しい年だと決めた日です。次が1月下旬~2月上旬に来る春節。春節は旧正月とも呼ばれ、月の満ち欠けを基準にした言わば月の新年。最近では中国の人たちが一斉に長期の休みをとって国内や海外に旅行するで有名になりましたが、日本以外のアジア圏では今も春節の方が新年を祝う行事としては一般的です。その次が2月4日~8日の立春です。立春は太陽の軌道を24に分けた二十四節季での新年で、今でも日の長さを表す夏至や冬至、厚さ寒さを表す大暑や大寒などで使われています。ちなみに、立春の前日が節分で太陰太陽暦の大晦日にあたります。最近は関東の人でも節分に太巻きを食べる風習が根付いてきたようですが、昔は節分に食べる蕎麦を年越し蕎麦と呼んでいたようです。とすると、太巻きはいつ食べていたのか???
そして、最後の年明けが社会の新年になった4月1日です。なので、日本には年明けが4回もあることになり、恒例行事も4回分を考えてみようと思います。

1月1日…人間の年明け。1年の抱負を決める日、特に内面での方向性を考える日にします。

旧正月 …月の年明け。思い入れは何もないので、とりあえす学習計画を立てる日にします。

立春  …太陽の年明け。農業関係の暦なので、家庭菜園や自然のことを考える日にします。

4月1日…社会の年明け。する気はないですが、やはり仕事のことを考える日にします。

と、こんな風に1年間の方向性を分けて考えれば抜け漏れも少なくなるんじゃないかと期待しながら、とりあえずやってみたいと思っています。

最後に4月1日、今年の仕事について。
今年は引き続き積極的に仕事を募集することはせず、すでに依頼されている幾つかの仕事については丁寧かつ全力で対応していきます。加えて、自治会役員や空き家対策プロジェクトなど地元の仕事や以前勤めていた東京の会社で検討されている社団法人の設立など、無給の仕事(ボランティア)が増えてきたので、こちらに時間を使うことになるんだろうなぁ、、、

結構ゆるい感じですが、とりあえず毎年の恒例行事にしてみます。