【FIREの日常】#71 夏野菜、最後の収穫

4月から5月に植えた夏野菜の多くは、そのほとんどが9月の中旬ごろにまでには収穫を終えて、土の中に実のなる野菜だけが家庭菜園の畑に残っていました。今回は、この残った土中野菜たちを収穫しましたので、その様子を書いていきます。

今回収穫したのは、生姜と落花生、さつま芋の3つです。これらは土の中で育つ野菜だけに、収穫のタイミングが最後まで分からず、結果的にゲスト(母方の叔母)が遊びに来ているときに全部収穫してみました。

まずは落花生から。

落花生は花が咲いたあとに地面に蔓が伸びて、そこに実をつけることから「落ちた花から生まれる」という呼び名がついたようなんですが、実際に育てていると花が茎の上の方、地面から60cmくらいのところで咲いていたので、『ここから地面に蔓が伸びるのか?』『茎が育ちすぎて失敗なんじゃ?』などと半信半疑で水やりをしていました。

しかし、いざ畑から茎を引き抜いてみると、期待以上の実、と言うより殻が土の中からできて来て驚きました。全体の3分の2ほどを収穫し、その内の1房を茹でて「茹で落花生」を楽しみましたが、大人3人でも十分な量の収穫になりました。

次の収穫は生姜。

こちらは先の台風で茎が折れたり、倒れたりで全体的に元気が無かったので、少し早いかも、、、と思いながらも掘り起こしてみました。案の定、一部が矢生姜みたいに未成熟な状態になっていて、あと2~3週間くらいは置いておいても大丈夫な感じでしたが、これはこれでOK。

未成熟だった矢生姜は辛みも少なかったので、生のまま酢味噌でいただき、大きく育った生姜の2かけを甘酢漬けにし、他にもジンジャーエールの素や煮物に、、、出来た生姜はまだまだたんまりとあります。ご飯のお供の刻み生姜や他の材料と合わせて佃煮など、これからも楽しみは続きそうです。

最後はさつま芋です。

こちらは駐車場の空きスペースに土をこんもりと盛り、そこにシルクスイートと紅はるかを10本ずつ植えてみました。ただ、駐車場なので蔓を地面に広げることが出来なかったので、立体栽培とか空中栽培と呼ばれる、蔓を上に伸ばして使用面積をコンパクトに抑えるやり方でやってみました。数十年振りの芋掘りでしたが、やっぱり地面から赤紫と言うか、紫にオレンジを混ぜたような明るくて甘そうな色と言うか、その頭が地面から見えてきたときの嬉しさと、思ったよりも実が付いていなかったときの寂しさなど、ワクワク・ドキドキは格別でした。

シルクスイートは苗の時から育ちが悪く心配していたんですが、予感が的中。収穫量はかなり少なく、残念な結果でした。一方で、紅はるかは大小さまざまな実がこれでもか、と言うほど採れて大満足です。早速、お味噌汁の具にしたり、スイートポテトのタネにしたりと、たっぷりと楽しみました。こちらもまだまだ残っているので、少し熟成させてから焼き芋や芋餡、てんぷらや煮物など、楽しみ尽くすつもりです(^^♪

今年の夏は、定番のトマトやナス、きゅーりの他、ゴーヤ、トウモロコシ、スイカ、しし唐、鷹の爪など唐辛子類4種などなど、10種類近くの野菜を育ててみましたが、どれも美味しく、思い出に残る初収穫ばかりでした。

こんなことをやりたくて田舎暮らしを始めたんだなぁ~って思うと、念願かなって感無量な2022年の夏でした。