【FIREの日常】#35 立夏のトレーニング

今年のゴールデンウィークは知人に頼まれてアルバイトをしていました。このバイトが結構きつくて、最近なまっていた身体にはいい運動になったので、今回はその様子を書いていきます。

過去の日記に少しだけ書きましたが、私は移住前の数か月間、近所のホームセンターでアルバイトをしていました。きっかけは、買い物客でごった返すゴールデンウイーク期間中の働き手を確保するための短期アルバイトの広告を見て応募したことから始まりました。

広告では5月1日から勤務となっていましたが、移住前の私にスケジュールが何も無かったことと、先方の人手不足は4月下旬(ゴールデンウイークの前半)から始まることもあり、4月と5月でそれぞれ6日づつ計12日ほどの労働契約となりました。

私は園芸部門の資材担当、つまり園芸用の土や肥料、殺虫剤などなど、売場に商品を陳列するのが主な役割でした。さらに、この売場には庭用の石やレンガ、20kg程度の肥料、人工芝やガーデンチェアやラティス等、重くて運びにくい商品も多数あり、これらを並べるのは骨が折れます。そして、職場には農業系の会社を定年退職した70オーバーの園芸のプロが2名と、就職活動中の学生が1名にパート主婦1名が常勤していましたが、みんな重たい商品の品出しには不向きな感じでとても苦労していました。そこに、元アメフトの選手でがっちり系の私が入ったので、まさに適材! 連休中だけの短期だったはずが、移住の3日前まで月80時間みっちりと働くことになりました。

そんなこんなで、約30年ぶりとなるアルバイトをそれなりに堪能しつつ、8月下旬に退職して淡路島での移住生活をスタートさせたんですが、アルバイト中は周りの人にとても良くしてもらったり、またホームセンターが実家の近所ということもあり、帰省の時には買い物に行って挨拶くらいはしていました。

そして、今年の連休前に『人手不足、連休中だけでいいんで助けてぇ~』というニュアンスの連絡が入りました。本当は完成した新居でのんびり過ごすことを考えていましたが、お世話になった人たちが困っているのであれば、、、ってことで、連休返上でバイト三昧になりました。

この時期はとにかく土や肥料がよく売れます。なので、10kg近くある商品を1日で100袋以上は持ち上げたり降ろしたりします。毎日、1トン以上の荷物を積み下ろしすると、腰は張って腕は棒のようになりますが、3日もすれば筋肉が盛り上がってくるのが分かります。また、過去にぎっくり腰を何度か経験しているので、地面にある重たいものは、しゃがんでスクワットの要領で持ち上げることにしており、大腿四頭筋も鍛えられています。高枝切りばさみやクワなど柄の長い商品は高い位置に引っ掛けるように展示されているため、両腕を上げての作業が必要で、三角筋や僧帽筋、広背筋など肩回りの筋肉にも程好い刺激が与えられます。職場まで片道20分程度を歩いて通勤するんですが、実家に帰って携帯の万歩計を見ると1日2万歩前後と表示しているくらい歩いています。

こんなトレーニングを8日間も続けて、今年のゴールデンウイークも無事に終わりました。

今は淡路島の家に戻って休養中ですが、人からお願いされた仕事や人の役に立つ仕事はやっぱりいいものです。学術的な用語を使うと外発的動機付け(バイト代)より内発的動機付け(人助け)の方が満足度が高く、仕事へのモチベーションも上がるというのは本当ですね。

FIREの魅力は、自分の内発的動機だけで行動を選べるところで、報酬や給料など外発的動機に振り回されることが無いことなんだろうなぁ~、と改めて感じたゴールデンウイークでした。