先日、巨大な台風14号が日本列島を通過し、各地に甚大な被害をもたらしました。被災された方や被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。
私が住んでいる淡路島も暴風圏に入っていたため、風による被害が散見されたようで、我が家も一目で庭の様子が変わったとわかるくらいの被害がありました。今回は、台風一過後に起こった後片付けについて書いていきます。
過去の日記でも書いたかもしれませんが、我が家は敷地が600㎡あり、その中に70㎡ほどの建物が2棟建っています。つまり、庭が概ね400㎡と広く、そこに果樹やら野菜やらを手あたり次第に植えているので、台風などの自然災害は発生した後の片付けは想像以上に大変です。
まずは、家のチェックから。
5月に新築した建物の方は、台風通過時もこの中で過ごしていたこともあり、室内に関しては雨漏りなどの気配もなく、何となく無事であろう、、、と感じていましたが、外観を見て回っても特に異常はありませんでした。そしてこちらが本命、築50年以上になる建物のチェックです。昨年の台風で屋根瓦が数枚捲れたこともあり、屋根は念入りに確認しましたが、今回は幸いにも被害は無いように見えました。念のため、中からも雨漏りの跡などを見て回りましたが、今のところは影響が無かったようで、少しホッとしました。
次は、庭です。
まぁ、こっちは確認する前から分かってはいたんですが、色々なものが倒れています。茄子やししとう、唐辛子など野菜の苗は見るも無残な姿になっていました。せっかく実を付けたハバネロは青いまま地面に転がっていたり、島トウガラシは葉っぱがすべて飛び去り丸坊主。さつまいももマルチ(雑草除けのビニール)が風で剥がれてブラブラしてたり、梨やライムの木の枝が何本か折れていたりと、瞬間最大風速23.5mの凄さを身をもって感じました。
そして、今回一番被害が大きかったのが、バナナの樹です。台風前は葉っぱを10枚程度つけ、高さも2m近くまで伸びていて、今年の冬をうまく越せたら、来年は実を付けるぞ、、、と期待していましたが、葉っぱは半分がへし折られ、樹も少し傾いていました。台風一過から3日ほど経っても新しい葉っぱは出てきておらず、無事を祈るばかりです。
この程度の被害で済んだことに感謝をしながら、いよいよ後片付けスタートです。まずは、傷んだ果樹や野菜苗を手入れします。ダメになった葉っぱなどはきれいに取り除き、傾いた茎は支柱などで補強しながらなるべくまっすぐに矯正します。地面に落ちていた実で、食べれそうなものは洗って家の中へ。島トウガラシの一部とししとう、長なすなどは救出できましたが、ハバネロと鷹の爪はあきらめました。
これら野菜や果樹などのメンテナンスを一通り終えたら、次は掃き掃除です。道を挟んで向こう側にある大きな木から大量の葉っぱが落ちてきており、それが玄関前や建物の凹み部分に吹き溜まりを作っています。これらを箒でていねいに掃いて葉っぱやゴミを集めてから、風圧でごみなどを吹き飛ばすブロワーの登場です。細かい砂や残ったゴミなどを轟音を立てながらブロワーの風圧で吹き飛ばすんですが、これが滅茶苦茶気持ちいいんです\(^o^)/。目の前で何の抵抗も出来ず、なすが儘に吹き飛ばされる葉っぱや木屑を見ていると、なんだか自分自身がとても強い存在に思えてきて、妙な優越感というか万能感?に浸れるんです。
集めた葉っぱや木屑を集めて、コンポスト(雑草堆肥を作っている木製の枠のこと)に放り投げてから、雑巾を用意して砂埃に塗れた玄関ドアや窓枠などの拭き掃除をすれば、片付けは完了です。概ね90分くらいで作業は完了しますが、完了後の眺めは爽快です。あれほど溜まっていたゴミや葉っぱどもがすっかり姿を消し、台風による大風なんて無かったかのような風景。
掃除って、やる前は億劫だけど、やった後の爽快感はやめられませんよね。