前回に続いて、今回も登記の体験談です。
表題登記の図面作成を終えると、あとは簡単です。申請書に住所や氏名、建物の構造なんかを書き込みます。他には現場調査に来てもらうのにYahoo地図を駆使して自宅までの案内図を作成したり、住民票を取り付けたりと面倒ではありますが、決して出来ない作業ではありません。ただ、施工業者の引渡証明書だけは、こちらで何ともできません。この証明書には施工業者の実印と印鑑証明書、登記事項証明書なんかを付けないといけないので、私の場合は登記を自分でやることを事前に伝えて、引き渡しの時に併せて施工業者から関連書類をいただいていました。
これですべて揃ったので、再び法務局の相談窓口に向かいました。相談員の方に書類のセットの仕方やコピーが原本と相違ないことを証明するための割り印のやり方なんかのやり方を教えてもらい、これを登記の受付窓口に持っていきます。
凄いなぁ~と感心したのが、その場で登記の予定日を教えてくれるんですね。きっちり2週間後の日付が「完了予定日」の欄に記載された書類をいただき、この日は終了です。書類を提出しただけなのに、とてもホッとしました。
そこから1週間ほどして法務局から現地調査の日程を決めるための電話があり、決めた日時に2名の調査員が来られました。この方々も相談員と同じくもの凄く丁寧で好印象です。建物自体の寸法や道路から建物までの距離などを測ったり、写真を撮ったりとてきぱきと30分ほど作業をされました。
そのあと、提出した書類の不備事項(やっぱり図面でした、、、)を懇切丁寧に指導していただき、修正版を提出する日時のアポイントまで終えて調査は終わりました。
調査の2日後に修正版の図面を携えて再び法務局に行きました。調査員の方に書類を提出しながら、ちょっとした雑談をすれば終わりです。その後1週間ほどで登記完了証ができあがるので、法務局を再再訪問。受け取りの書類に捺印すれば、やっと表題登記が完了です。
自分で表題登記をやってみた感想は『今後も自分でできそうだなぁ』です。図面を書くのは面倒ですが、そこさえクリアしてしまえば、残りは誰でもできる作業です。それと、法務局の人たちって、とても親切でした。なんとなく行政側の人は不愛想で取っ付きにくいという偏見を持っていましたが、一気に払拭されました。登記にチャレンジした人を丁寧に指導し、時には励ましながらゴールまでしっかり伴走してもらった、とてもいい印象でした。
次は、保存登記と補助金申請が待っています。やっぱり、自分でやってみよっと。