以前、家の近所の買い物事情について「外食するお店が少ない」「日頃はほとんど自炊している」なんてことを記載しました。今回はどんなものを作って、保存して、食しているのか、について書いていきます。
まず私の料理歴ですが、小学校の低学年ころから興味本位で料理をしていました。なぜかTVの料理番組が好きでよく見ていました。名店や人気店の料理を紹介する番組には興味を示さず、教育テレビ(今はeテレ?)や3分間クッキングなど、自分で作る工程が楽しかったようです。
一応、本人の名誉のために言っておくと母親が料理嫌いで、やむにやまれず料理を学んだわけではありません。どちらかと言うと、かなりの料理好きで昔はホールケーキも家で作っていました。
この料理熱は社会人になって一人暮らしを始めてから爆発しました。週末になると必ずスーパーで食材を買い込み、時間をかけてその日に食べたい煮込み料理や炒め物を作る、、、と言った習慣が身に付いていました。寮生活をしていたころは、秋になるとさんまと白ワインで「さんま祭り」をやり、冬になるとぶりを一匹丸ごと買って同僚と「ぶりパーティ(ブリパ)」を開いたり、、、そんなこともやっていました。
そして、そのうち食材だけでは飽き足らず「牛すじ煮込み」が食べたくなったら圧力鍋も一緒に買ったり、すき焼きを作るために平底鍋も手に入れたり、と道具もそろえるようになりました。
当時の私は『営業社員は料理をすべし』がポリシーで、後輩にはずいぶん迷惑をかけたのかもしれません。料理は、その日の食べたいものや体調、野菜不足など普段の食生活を考慮に入れて作るもの決めて(コンセプト)、決まった料理の出来上がりから逆算して必要な材料を買い(下準備)、調理中は効率的かつ見映えよく仕上げる(実践)、という点で仕事に似ていると考えています。今でも料理をしない人は仕事でも準備不足なことが多いように感じており、共通する部分はあるのだと信じています。段取り8分です。
こんな風に料理をすることが趣味になっている私にとって、今の生活は理想的です。これまでは、その日や次の日に食べるモノくらいしか作ることはありませんでしたが、今は保存用の料理を必要に駆られて作っています。カレーやシチューなどの煮込み料理は多めに作って、保存容器に入れて冷凍していますし、やったことのない漬物も始めました。これから釣りを始めたら干物にも挑戦するつもりです。(釣れるかどうかは分かりませんが、、、)
近くにコンビニやスーパーがない生活は確かに不便で、買い物は必然的にまとめ買いになってしまいます。スーパーでは何食分かの材料をまとめて頭に浮かべ、それらを抜け漏れなく一度に買わないと不完全な料理になってしまう、というプレッシャーを感じています。
こんなの、まったく意味のない緊張感ですが、田舎暮らしには程よいスパイスです。
やっぱり料理は段取り!楽しいなぁ。。。