【FIREの日常】#112 花火の裏側(前編)

今年も阿万海水浴場で花火大会が開催されました。

花火大会は淡路島の各所で開催されており、それらに比べると打ち上げられる花火の数は少ないものの、地元の方々を中心に結構な人が集まります。しかも、今年は諸々の都合で夏休み最後の土日。さすがに海水浴をしている人はw僅かしかいませんが、ビーチで日光浴を楽しむ大人や砂を蹴って走り回る子供たちが晩夏を満喫していました。

で、この花火大会、見る側はいいんですが、準備する側はやっぱり大変です。特に今年はコロナが収束してから初めての夏ということもあり、昨年に比べてお客さんの想定数が増え、それに伴い出店の数や関係者の数も大幅に増加しました。

そんな中、開催前日の夜までかかってイベント中にスタッフの誰が、どの場所で、どんな作業をするのか、、、いわゆる人員配置と作業分担を表にして作成し、関係者と揉んでいました。

そして、明けて翌朝。

快晴というより酷暑のなか、まずイベントの準備が始まりました。以前にも日記に書いた車椅子の子供たちに海水浴を体験してもらう「ユニバーサルビーチ」が10時から始まるので、それに合わせて着替え用のテントを立てたり、車椅子が砂の上をスムーズに動けるようにマットを敷いたりとか、、、でも一番きつかったのは、砂浜の整地でした。

学生時代にトンボを使ってグランドを整地したことはありましたが、肉体的・精神的な辛さその比じゃない(-_-;)

まず、グランドと違って砂の量が圧倒的に多いので目茶苦茶重い。トンボを押しても引いても砂の抵抗が凄くて、すぐに腕がだるくなる。それにも増して辛かったのが、精神的な苦痛。
炎天下の砂浜で、誰が付けたのか分からない車の轍跡を平らに均らしながらふと顔を上げると、果てしなく続く砂、砂、砂。で、こんなに一生懸命整地しても、人が歩けばすぐに跡が付いて結局デコボコになる。。。なんとなく虚しくなる作業です(T_T)

そして、車椅子の子供が海に入っている間に、今度はボーイスカウトの子供たちが使うテントやターフの設営が始まり、それが終わると次は出店してくれる店舗のためのテントと机や椅子を準備する。。。これを気温34℃、日差しを遮るものが何もないだだっ広い海岸でやる。

そりゃ、日に焼けますよ。

午前中の数時間で顔は真っ赤。知り合いから『大丈夫?顔赤いけど、、、』って、ちょうどコロナが子供たちを中心に流行っていることもあり、心配されるくらいに赤ら顔になりました。

そんな心も体も暑さに疲れ果てた折、やっと届きました。100kg以上のある氷柱(^-^)。

昨年も準備したんですが、特に子供たちに好評だったので今年もボーイスカウトのテントにドンと置かせてもらい、子供たちが来るまで作業に疲れた大人たちが氷を触りながら涼をとる人気スポットになっていました。

その後、イベントが始まるとクーラースポットは子供たちが群がるスポットに変わり、そしてこの氷を納めてくれた沖物産さんの粋な計らいで追加で大型の氷柱と砕いた氷を差し入れてくれたもんだから、砂浜で遊び疲れた子供やリハーサルを終えた子供たちが我れ先にと氷に触れて涼んでいました。

と、ここまで書いてやっと準備が終わったとこ。時間にして朝の9時から15時までの苦労の様子です。ここからがいよいよイベント本番。スタッフも右往左往する時間なんですが、ちょっと長くなったので続きは次回。

神戸のご当地アイドルのステージから花火大会とその後片付けまでを書いていきます。