【FIREの日常】#46 MRI初体験

最近、腰の調子が悪いんです。原因は慣れない力仕事に張り切り過ぎたことや、まだまだ若いつもりで無理をしていたのかも。。。それで病院で診てもらったら軽い椎間板ヘルニアであることが判明しました。この診断が出る前の検査でMRIとレントゲンを撮ったんですが、私にとってMRIは初めて経験した「ちょっとしたワクワク体験」だったので、今回はMRIを受診したときの様子を書いていきます。

その日は腰を痛めてから1週間くらい経っていたんですが、痛みと痺れがとれなかったので、近所の人やバイト先の先輩から勧められた整形外科に行ってみました。まず、診察室に入って症状を説明したところ、

『詳しい原因を調べるのに、検査が必要ですね』

『レントゲンだけだと確定しないかも』

『MRIをやると原因も分かると思うけど、どうする?』

と聞かれました。そりゃ、『やります!』一択ですよね。
運よくMRIの予約が入っていなかったので、診察室から出てMRI室へ直行。部屋の中の着替えスペースで金属系のものをすべて外します。そして、アクセサリーなどが何も付いていないことを確認するために、空港職員が持っているような金属探知機で全身をくまなく調べられ、  いざ台の上に。

台の上に寝て、お腹の上に重たいパッド(恐らく、磁石みたいな磁気の入ったもの)を載せてから、担当医が『今から30分~40分かかります』『その間、動かないでね。画像がぶれるから』と。

寝たままとは言え、腰には若干の痛みもあり、蚊に刺された腕もかゆいんですが、兎に角始まったら動いちゃいけないようで、必死に我慢です。

そして、いよいよMRI検査機の中へ。

よく分からない機械音(ガンガン、ドンドン、カチカチ、など)が不規則になり始めます。そうすると担当医から『ちょっとうるさいので、音楽を流しておきますね』との案内が。いったい何が流れるのかと思っていたんですが、最初に聞こえてきたのは鳥の声と水の音。そのままオルゴール仕立ての「いつも何度でも」が聞こえてきました。「千と千尋の神隠し」の最後に流れるあの曲です。少し癒されなぁ、と思うのも束の間。Greeeenの「キセキ」からコブクロの「ここにしか咲かない花」→「となりのトトロ」がすべてオルゴールバージョンで続きます。

曲調から考えて1曲5分強、そろそろ30分くらい経ったんじゃなかろうか、と思いながら次に流れてきた「もののけ姫」を聴いているところで、

『はーい、終わりです。次、レントゲン行ってね』

と言う声が耳に届きました。

重たいパッドが外され『やっと動ける!』と思ったら、今度は腰が固まって自由に動きません。それでも何とかレントゲン室まで移動し、改めて診察室へ。

『あぁ~、軽い椎間板ヘルニアですね。ほら、ここ見て』

と綺麗な腰周りの断面画像を見ながら丁寧な説明を受けました。

結果的には、痛み止めを飲んで様子を見ることになり、かなりホッとしてます。今までのぎっくり腰とは痛みの引き方やしびれ方が違ったので、かなり不安だったんです。

ところで、あのMRIの中で聴いたオルゴール。多分、10年以上同じものを流しているんでしょうね。だって、どの曲もリリースされたのは2000年代だし、どこか古臭く感じたし。

でも、この地域の多くの患者さんを癒したんだろうなぁ、、、なんて閉鎖空間での独り言でした。