【FIREの日常】#9 雨水タンクを設置してみた

今回は、移住してから設置した雨水タンクを淡路島の水道事情とあわせて書いてみます。

淡路島の水道料金は高いのです。2021年5月にミズコムさんから発表された水道料金ランキングでは1,345市町村のうち1,185位で、最も料金の安い市町村の約5.2倍、全国平均の約1.37倍と、お高い値段設定になっています。高い理由は、明石海峡大橋を使って神戸から水を運んでいるので、そのコストのようですが、まぁ、島ですし大きな川もなく昔は水不足でよく断水していたようなので、そりゃ高くても仕方がないですね。

近くに川もなく、仮にあっても水を引く方法がない我が家で家庭菜園をやるとなると、当然、水道水をじゃばじゃば使うわけにもいかず、雨水を溜める仕組みを作るしかないと思い立ちました。

そこで購入したのが、 スイコーのホームローリータンク 500とカクダイの雨水取り出し継手。例のごとくYouTubeで散々勉強した結果、自分でも設置できそうで使いやすそうなものを選びました。

タンクの設置はもの凄く簡単でした。まず、とても軽いんです。Amazonの商品紹介によると16kgとなっていますが、そこまで重さを感じません。一人でも十分移動させられる重さと大きさでした。

問題は設置する場所です。なるべく雨どいに近くて、でも壁からは少し離れた位置がいいらしく、何度も置きなおしてみました。

設置場所が決まると、次は継手の取り付けです。これは緊張しました。これまでアパートやマンションでした生活したことがない私としては、雨樋に触れる機会も多くなく、ましてや切断するなど、、、かなりビビりました。

それでも、えいやぁ!っとノコギリの刃を入れてみると意外にも軽い感触が手首に伝わり、あっさりと切り進められます。結果的には、勉強の甲斐もあってか大きな苦労や失敗もなく設置が完了しました。

すると今度は早く水が溜まって欲しい、でも天気予報はしばらく晴れ続き。毎日のように雨雲レーダーをチェックしていると、ついにやってきました。台風14号。

夜中に期待どおりの強い雨が降り、あっという間にタンクは満タンになりました。

がしかし、ここで予想外の事態が発生しました。タンクが一杯になったときにオーバーフローしないようホースを設置して、雨樋に余分な水を戻すことにしていました。この仕組み自体はちゃんと機能していたのですが、音がとにかくうるさい。普通に雨樋を流れる水とオーバーフロー用のホースから流れる水が合流して、雨樋から『ドッドッドッ、ゴボッゴボッ』っと低音の何とも言えない音がします。例えると、酔いつぶれて気分の悪そうな人が苦しそうに発するうめき声、みたいな、、、あまり気持ちのいい音ではありません。

それでもタンクとしての役目は十二分に果たしており、毎日の水やりに重宝しています。はじめてのタンク設置でしたが、かなり満足した一品です。

もう1個、設置しようかなぁ。