最近、徳島に行く機会が増えています。淡路島の南側に住んでいると、神戸よりも徳島の方が圧倒的に近くて便利なので、近所の人たちも仕事や買い物で徳島に行くことはよくあります。私の場合は、神戸が遠いという理由で徳島の中小企業診断士の協会に加入しており、その関係で大鳴門橋を渡る機会が増えました。
先日も新米診断士を中心としたメンバーで先輩が主催している勉強会後の懇親会(結局は飲み会なんですが、、、)に声をかけていただき、参加してきました。
淡路島から徳島へは車での移動ほぼ一択しかなく、その日は日帰りを予定していたためアルコールは飲まないつもりでいたんですが、当日の朝に突然大学院時代の同窓生からLINEで、
『今日から3日間仕事で徳島に行くんだけど、何してる?』とのメッセージが。
よくよく聞くと、仕事の都合で翌日の朝から夕方まで時間が空いてしまって、途方にくれているとのこと。私も翌日は予定がなたっかので、飲み会を終えて徳島に泊まればアテンドできるぞぉ、と懐かしさもあり即OKと返事しました。
そして、行ってきました徳島のプチ旅行!
最初は大塚国際美術館にでも行くのかと思ったんですが、どうやら一緒に来ている仕事のメンバーが向かったらしく、そこで顔を合わせたくないらしいのでNGに。で、向かった先は「半田そうめん」が食べられる道の駅でした。
徳島市内から吉野川を辿るように西に向かい一般道で約1時間20分で目的地の「貞光ゆうゆう館」に着きました。地図を見ると、この辺りは吉野川を中心に両側を讃岐山脈と四国山地に挟まれた「大きな渓谷」のようになっていて、展望台に登る左右ともに山が見える、という私にとっては珍しい景色が広がりました。西宮や神戸に長い間住んでいた私にとって、山は一方向(北側)だけにあるもので山の反対側は海、という環境に馴染んでしまい、山に囲まれた土地は非日常を感じられる風景なんです。
そして、こんな景色を眺められる食堂で半田そうめんをいただきました。
メニューは温かい麺と冷たい麺の2種類で、海苔巻きや天ぷらをトッピングできるスタイルです。その日は雨が降ったり止んだりの蒸し暑い日で、迷わず冷たい麺をチョイスし、天ぷらを2個もお皿に載せてレジに並びました。遠くに讃岐山脈が見える窓際の席に座り、冷たい出汁の効いた麺を啜るとカボスの酸味も相まって、梅雨のジメジメも吹き飛びました。
で、半田そうめんの感想は『いつものそうめんと比べるとちょっと太いけど、その分食べ応えはあって美味しいなぁ。けど、これって冷や麦なのでは?』です。そう、見た目が明らかに太いんです。
そして、私はそうめんよりもひやむぎ派で、半田そうめんは好きなタイプの麺なんです。
気になってあとで調べてみたら、そうめんは太さ1.3mm以下のもので、ひやむぎは1.3~1.7mmと定められているらしいのですが、半田そうめんだけは例外で1.7mmなのに「そうめん」と名乗っているようです。
そんな大当たりのランチを食べ終えて、次にどこに行こうか考えた末に向かったのは「剣山」です。日本100名山の一つで西日本で2番目に高い山。貞光からもバスが出ているようで、距離にして約40㎞くらい。とりあえず車を走らせました。
国道とは名ばかりの狭くて曲がりくねった道を対向車に注意を払いながら走ること約40分。
大きな電光掲示板に「この先、異常気象により通行止め」の文字が。。。
そうなんです、この日は高松や山口に大水をもたらして山陽新幹線も止まったあの大雨の翌日だったんです。それでも諦めきれず少しだけ先に進んでみましたが、今度は立て看板とバリケードが、、、こりゃ無理だと諦めて、とりあえず車外へ出ましたが、そこから見えた景色がまた凄かった。
これ以上は無理と思うような角度で首を曲げて上を見あげないと頂上が見えないほどの山がそびえています。『急峻』とは正にこのことで、山というよりとてつもなく高い「壁」に囲まれている感じがして、少し息苦しい気分になりました。
地図で見るともう少し先に行けば目標の剣山はあるはずなんですが、なんせ壁が高すぎて向こうはまったくみえません。雨も少し降っていたので、ここでやっと諦めてそそくさと車内に戻りました。
今回は計画無し、行き当たりばったりの小旅行でしたが、新しい発見もあり楽しい小旅行になりました。次回はきっちり計画を立てて剣山攻略に向かうことを約束して、無事にアテンドを終えました。。。
四国って意外と面白いかも (^^♪