【FIREの日常】#6 散歩の真の目的とは

散歩も趣味です。

昔から歩くことが好きで、3時間くらいは平気で散歩することもありました。FIRE生活をはじめてからは散歩の時間も比較的自由に選べるようになったので、晴れた気持ちのいい朝や食べ過ぎた昼食後、夕日と宵の明星がきれいな夕方など、思い立ったらふらっと出かけます。

この散歩も最近は運動不足解消を意識している感もありますが、やはり一番の目的は散歩中にラジオやポッドキャストを聴くことです。これが兎に角、楽しい!

小学生のころに深夜ラジオにはまり、高校卒業までほぼ毎日聴いていました。MBSのヤングタウン、通称ヤンタン。22時になると布団に潜り込み、イヤホンを差し込み周波数をAM1179に合わせ、月曜日の明石家さんまさんから金曜日の谷村新司さんまでのお喋りをずっーと聴いていました。笑うときは布団を口に挟んで、声が漏れないようにしていたつもりでしたが、隣で寝ていた家族には迷惑だったようです、、、

こんなに好きなラジオでしたが、大学生になるとアルバイトや友達・チームメイト(アメフト)との余暇(主に、麻雀と飲み会)に22時以降の時間をすっかり奪われ、Radikoのタイムフリー機能なんて無い時代だったので、リアルタイムで聴かないと忘れ去られる存在でした。

そして、ラジオ離れに追い打ちをかけたのは社会人になってすぐに福井県に配属されたことでした。それまで関西エリアでしか住んだことのない世間知らずな私は、ラジオのダイヤルを合わせるとMBSやABC、OBC、FM大阪、FM802などのラジオは当たり前に聴けるものだと思っていました。これが福井県だとFM福井ほぼ一択(あくまで個人の感想です。。。)で、しかも笑いよりもお洒落な感じ。この時点では、私の余暇時間をラジオが埋めることはほぼなくなりました。

それでもテクノロジーの進歩と加齢がラジオと私の距離を再び縮めてくれました。

スマホがガラケーを駆逐したころ、私もご多分に漏れずiphoneを手にしました。仕事ではコーポレート部門のデスクワークにも慣れてきたころで、ブルーライトを一日中浴びることが日常になってきたころでした。通勤途上は読書がデフォルトでしたが、帰りは眼精疲労で文字を追うのが辛くなり、他の時間つぶしを探しはじめました。そこで出会ったのがポッドキャストでした。最初は、英語のヒアリングを兼ねて海外ニュース番組などを聴いていましたが、色々と番組を調べていくうちに出会っちゃいました、TBSラジオの番組。

今はポッドキャストでは聴けませんが、当時は「日曜天国」過去回の一部を20分程度に編集して、いつでも聴けたのです。これを毎日の帰りの電車でニヤニヤしながら聴きました。

そして、ここで散歩とラジオが融合します。

もともと大好きだったラジオが、テクノロジーの進歩で好きな時間に好きな場所で聴けることの素晴らしさ!! そして、この進歩は散歩との相性がとてもいい!!

それまで散歩のお供はiPodに入れてある音楽でしたが、通勤時間だけでは我慢ができなくなった私は、散歩のお供もすべてポッドキャストに置き換えました。さらに、過去回をすべて聴き終え、また編集されたプログラムでは満足できなくなり、日曜10時を散歩の時間と決めてリアルタイムで日曜天国を聴いていました。放送中の2時間をみっちりウォーキングするという、中年にとってはありがたい習慣が身に付き、心身ともにリフレッシュして翌日からの仕事に励むことができました。

淡路島に移住して一番の悲しみは、、、もしかしてTBSが聴けないラジオかも。