【FIREの日常】#30 宴の後に思うこと

最近、うちのピザ窯とBBQコンロを使って2回ほどパーティーをしました。自分の家にそれなりの人数を招いて飲食するのは小学校の時にやったお誕生日会とか、引っ越しの手伝いに来てくれた人たちと何もない部屋で飲んだくらいだったので、とても懐かしくて楽しく、思うことも色々あったので、今回はその辺りについて書いていきます。

まず、1回目は3月末に淡路島で知り合った移住者が10人ほど集まってピザとBBQを楽しみました。みんなで食材を持ち寄り、作業を分担してわいわいがやがやとやってました。ピザ生地を伸ばしてソースを塗り具材を載せる係、ピザを窯に入れて焼く係、BBQコンロで料理をする係、出来た食べ物を配る係、飲んで騒ぐ係など、各々が協力してパーティーを盛り上げていました。小雨模様だったにもかかわらず、最後にはバームクーヘンを作ったり、家の中でお茶を飲みながら話しこんだり、と非日常を満喫しました。

そして、2回目は移住前に神戸で3ヶ月ほどやっていたアルバイトの同僚が4人で淡路島まで遊びに来てくれました。移住前のリフォーム中は実家に仮住まいをしていたのですが、時間が有り余っていたので、移住後の家庭菜園で役立つと思い勉強も兼ねて実家から徒歩圏内にあるホームセンターの農業関連資材を扱う部門でアルバイトをしていました。

4人は淡路島観光をした後に我が家に寄って、昼食にピザとBBQを楽しんだのですが、みんなで休みを合わせて来てくれたことがとても嬉しく思います。

この2回のパーティーを終えて思ったことは、『あれっ、懐かしい土地(関西のこと)に帰って来たのに、遊んでるのは昔の仲間じゃなくて、最近知り合った人ばかりだなぁ』でした。

大学卒業までの22年間と保険会社の神戸支店で勤務していた27~32歳までの6年間を関西で過ごしていたにも関わらず、移住後の今の遊び相手はその当時の人たちじゃなく、知り合ってから1年未満の人たちであることに少しだけ驚きました。東京を離れて関西に戻る時に漠然とイメージしていた「これからの自分の周囲に居る人たち」とはかけ離れていて、てっきり昔の人間関係を頼りに今の人間関係を構築しているものと思っていましたが、違っていました。

結局、「今」を充実させるために必要なのは、過去の関係を掘り起こしてもう一度その関係を盛り上げることも重要ですが、それ以上に新しい関係を築いて、そこに傾倒する方が健全なのかもしれません。

年齢を重ねると『懐かしい、久しぶり!!』が自然と増えて、『初めまして、よろしくお願いします!!』と言う機会は色々なことが面倒になり、また億劫なので減らす傾向にありますが、年を取ってからは無理矢理にでも『初めまして」と言える環境を作ることの方が大切な気がしています。

FIREな生活をスタートした移住当初は毎日が『初めまして!』でしたが、そのうちこの環境にも慣れてくる日がくると思います。その時に自分はどうするのか、どうしているのか、、、興味が尽きません。