この日記は、毎週火曜日と金曜日に投稿することを目標にしているんですが、今回アップする5月13日は金曜日で、かつ六曜では仏滅になります。西洋的にも日本的にもあまりいい日とは言えないこんな日なので、迷信について思うことをだらだらと書いてみたいと思います。
どちらかと言うと合理主義的で論理派の私は幽霊やお化けの類はあまり信じていません。私は自分で見たものしか信じられない少し悲しい種族なので、他の人には見えていても自分に見えていなければ信じることができないんです。以前にこんなニュアンスで話をしたとき、『霊感がないから見えないだけ』と、何か私に能力が無いことが原因だと揶揄されたこともあるので、さらに意固地になって幽霊を信じることはなくなりました。
でも、迷信は少し違います。すべてではないんですが、納得できるものは今でも信じています。例えば、「つばめが低く飛ぶと雨が降る」っていうのがありますが、これは根拠がしっかりしているので昔から信用しています。小さな虫は雨が降る前の気圧の低下により低いところを飛ぶので、つばめも餌を求めて低いところを飛ぶ=雨が降る、となったようです。
また、「遠くの音がよく聞こえると雨」なんかも気圧の変化や雲があることで音波が晴れの日よりもよく反射するというのが根拠になっているので当てにしています。ちなみに、ラジオも晴れの日よりも曇りや雨の方がよく聴こえる気がするのは同じ理屈なんでしょうかねぇ。
おそらく、天気に関する迷信は科学的根拠なんかは分からないものの、過去の経験測から導いた結果を後世に伝えたんでしょう。先人達の観察眼には恐れ入ります。
また、食べ合わせの迷信も信じています。「うなぎと梅干」や「スイカと天ぷら」なども、おそらく昔にチャレンジした人が何人もいて、みんながお腹を下したので『絶対、やめとけ!』と広めたんだと。。。
一方で、「嘘をつくと、閻魔様に舌を抜かれる」や「蛇の抜け殻を財布に入れておくと金持ちになる」などは、根拠が薄弱に思えて信じることができません。「風邪は人にうつすと治る」なんてのは、もってのほかですよね。
また、昔は信じていたけど今は疑っているものに「牛乳を飲むと背が伸びる」ってのもあります。私が子供のころは、このように言われて牛乳をせっせと飲んだ記憶がありますが、よく考えたらカルシウムをたくさん摂取することで骨が強くなることはあっても、伸びはしないだろう、と今は思います。でも、みんなが当たり前のように「牛乳=背が伸びる」と信じて、給食の時ときには残った牛乳を奪い合って飲んでいたのは懐かしい思い出です。今も子供たちは牛乳を飲んで背を伸ばそうとしているんですかね。。。
今日は13日の金曜日で仏滅。確率的には2~3年に1回の割合でしか起こらないので、意外とレアな組み合わせです。そう考えると、貴重な一日になるかもしれませんね。