【FIREの日常】#62 移住してからの1年を振り返って

昨年の8月末に南あわじ市に引越してから早いもので、もう1年が経ちました。

住む場所や仕事、生活サイクルのすべてが一変した移住生活でしたが、ここまでの変遷を思い出しながらまとめてみたいと思います。

2021年9月
移住生活スタート。家のリフォームは完成していたので、造作や家具づくりを始めました。最初は本棚2組を手作りしましたが、丸ノコやインパクトドライバーなどDIY工具を使うのも初めてで、失敗ばかりでした。そう言えば、コロナワクチンを初めて打ったのも、この時期でした。

2021年10月
レイズドベッドを3つ作って、家庭菜園を本格的に始めました。最初に植えたのはじゃがいもと大根、らっきょうでした。その後、2つ追加して野沢菜と九条ネギを植えました。

そして、この頃に家庭菜園用の水を確保するために500リットルの雨水タンクを設置しました。 移住者交流会に参加して、近所に移住者仲間を見つけたのも10月でした。

2021年11月
上旬から仕事の都合で1ヵ月ほど東京に行ってました。東京ではウィークリーマンションに住んでいましたが、夜中に廊下を歩く音や排水などの生活音が気になり、淡路島の静かな環境のありがたみを感じていました。

2021年12月
中旬ごろに東京から帰ってきて、じゃがいもや野沢菜、大根の収穫をしました。1ヶ月間も留守していたわりにはどれも順調に育っていて、植物の生命力と知人の水やりに感謝しました。

2022年1月
新築の家の基礎工事や棟上げが始まり、本格的に建築が始まりました。この頃からピザ窯を作るためにセメントやモルタル・コンクリートを扱いはじめ、その楽しさにはまりました。

2022年2月
ピザ窯とBBQコンロの制作を本格化させ、寒風吹きすさぶなか、週の半分は外で制作活動に没頭していました。また、この頃から企業研修の講師を委託されるようになり、家の中でスーツを着て過ごす日が増えてきました。そして、事業者としての活動を見据えて開業届を税務署に提出したのも2月でした。

2022年3月
ピザ窯とBBQコンロが完成し、周囲に披露したのが3月末でした。仕事では商工会や中小企業診断士会の会員になり、各方面に仕事内容を伝えた始めた時期でもありました。

2022年4月
ご近所さんから飲みに誘われて、週1のペースで飲み会にお邪魔するようになったのがこの時期です。4月下旬からは徳島のネオン街にもお供するようになり、今では仕事の手伝いまでするようになりました。仕事面では研修講師に加えて、経営相談員なども依頼されるようになり、徐々に活動の幅が拡がり始めました。

2022年5月
連休中は神戸の実家で過ごしましたが、連休明けから本格的に夏野菜の栽培を開始しました。野菜苗と果樹、ハーブなどを合わせると30種類50本以上の苗や樹木が植わっているのを見て、少しやり過ぎかも、、、と反省しました。仕事もボチボチ継続してました。

2022年6月
氷運びのアルバイトや玉ねぎの収穫を手伝いはじめ、色々と忙しくなってきました。特に、氷の製造は右も左も分からず、見様見真似で何となく仕事をしていた時期から、手順や意味が分かり始めた時期です。梅雨が短かったからか、夏野菜は比較的に順調でキュウリを食べるのに追われた時期でもありました。

2022年7月
色々なことが忙しくなってきました。徳島で経営相談員の依頼を受けて、月に2度ほど徳島市内に行くことが決まったり、氷運びのシフトが増えたり、移住者の先輩として体験談を話す機会が増えた時期です。家にウッドデッキを設置したり、庭に固まる砂で通路を作ったり、ととにかく精力的に活動していました。

2022年8月
調子に乗って頼まれごとをすべて引き受けたため、予定のない完全オフの日が2日しかなくなったのが8月でした。でも、家庭菜園の完熟野菜を食べていたからか、夏バテなどもなく、かなり健康的に過ごしていたと思います。

そんなこんなで、駆け足で移住後の1年を振り返ると、あらゆる「初めて」を経験できた1年でした。DIYやピザ窯製作で道具や材料をはじめて扱った、という物質的な初めてだけじゃなく、研修講師や相談員、許可申請など仕事でも初めてチャレンジしたものばかりでした。話をした人すべてが初対面で、自分が何者で何が出来て何が出来ないのかを改めて認識した1年でした。

個人的には十分満足した1年だったし、とても有意義な時間を過ごした1年でした。

2年目はこの反動がきて、少し停滞するかもしれませんが、それもまた楽しみです。