【FIREの日常】#72 勉強の季節になりました

最近めっきり涼しくなり、秋らしくなってきました。秋といえば、運動、読書、食欲、、、など色々な言葉が思い浮かびますが、私にとっては「研修の秋」です。サラリーマン時代に受けた研修や自分が主催した研修も秋だし、行政書士や中小企業診断士になってから受ける研修も秋が多いようです。そう言えば、行政書士の試験は11月、中小企業診断士の2次試験も12月初旬と秋の終わり(冬のはじめ?)ごろに実施されるので、秋は勉強するのに向いている時期なのかもしれません。今回は、最近気になって学んだ諸々について、自身の興味のままに書いていきます。

①NLP(Neuro-Linguistic Programming)

こちらは8月くらいからはまっているコミュニケーションに関するスキルです。これを知ったのは、別の本(この本は面白くなかったんですが、、、)に「NLPも取り込んだ…」という表現があり、そもそもNLPって何だろう?と思い、調べたのがきっかけでした。検索結果の中に『3人の天才医師(心療内科)が用いた心理療法を分析し、共通したコミュニケーション・スキルを体系的にまとめたもの』と言ったような記載があり、もの凄く興味が湧きました。

『3人の天才医師、、、なんじゃそりゃ』『心理療法に使っている、、、いいねぇ』

となり、すぐに中古本を何冊か購入しました。ちなみに私自身はコミュニケーションに悩むことは無いんですが、以前ある人から『どうやったらそんなに簡単に周囲に受け入れてもらえるの?』なんて聞かれたことがあり、自分のやっているコミュニケーション・スキルを言葉にして伝えたいと思っていたところだったので、NLPを知ったのはかなりいいタイミングでした。

そして、NLPが期待以上だったのは、コミュニケーションは他人とのやりとりだけではなく、自分自身とのやりとり、つまりなりたい自分になるためのセルフコントロールにも役立つ、、、と書いてあったことです。好きなことだけやって暮らしているFIRE生活では、自分を律することがとても重要です。ついつい楽なことしかやらなくなるので、自分に厳しくするスキルはとても役立つような気がしています。

購入した本をこの秋に読破し、よりよいFIRE生活を送れるようになる、、、切なる望みです。

②PSM(Price Sensitivity Measurement)

こちら、興味のない人はすいません。PSMは日本語訳すると価格感度測定と言って、モノの値段を決める手法の一つなんですが、最近物価が高騰していて連日ニュースなどで取り上げられているのをよく見ます。理由は原材料価格や輸送費などの上昇のようですが、まあ仕方のないことなんだと思います。ただ気になるのは『この価格で売れるのかなぁ?誰も買ってくれなかったらどうするんだろう?』ってことです。そんなことを考えていたら、大学院のときに学んだPSMを思い出し、少し勉強してみようって気になった次第です。

価格設定の方法はいくつかあって、主流なのは「コストプラス法」と呼ばれるやり方です。これは原価(作るのにかかった原材料や加工賃、人件費など諸々の費用)に利益を加えて販売価格を決めるやり方で、売り手の意思しか反映されません。このやり方の欠点は、買い手が『高すぎる』と思って買わないことや、『こんな値段で買えるんだ』と本当であればもっと高くで売れたものを安く売ってしまい利益を取り損ねる、なんてことが起こりえます。

一方、PSMは消費者にアンケートを行い「消費者が買ってくれて、売り手の利益も一番大きくなる価格」を知ることができます。そうは言っても、そもそも消費者が想定する価格で製品を作れるのか、とかアンケートを取るときに商品の価値を正しく伝えられるのか、などの問題はあるのでPSMが一番いい手法だとは言いませんが、考え方の一つとしてとても参考になります。こちら、マーケティングや価格設定の書籍の中に記載されていることが多いので、もっぱらWeb検索で資料を読んでいます。

他にも心理学やストーリー思考など、気になる本は手あたり次第に読むようにしていますが、田舎の秋は読書が進みます。なんせ、聴こえてくるのは虫の音だけで、嫌な生活音がしない、とても静かな空間です。これだけでも移住した価値はあったと思ってます。

ちなみに、今日は大好きな漫画を読み耽るつもりです。。。