【FIREの日常】#128 重労働の季節がやってきた

事務所を開設してから3年目を迎えましたが、毎年この時期は仕事の依頼が減ります。
世間では確定申告が始まるので、その準備も含めて2月初旬から3月中旬にかけては経営相談をしている場合でもないようです。

と言うことで、毎年この時期は庭のアップデートをやっています。

初年度はピザ窯とBBQコンロの製作。
今から2年前に、サイトで見つけた設計図をベースに一回り大きな窯にするために計算をやり直し、1月下旬から耐火レンガを組み上げていきました。製作期間は約2ヶ月。寒風吹きすさぶ中、100個以上のレンガをコツコツ積上げました。

そして、昨年は駐車場の雑草対策。
近所の人から2m×10mの防草シートを3本いただいたので、それを駐車スペースに敷き詰め、その上から約2トンほどの砂利を撒いて、上から固まる砂で仕上げました。この砂利の運搬が過酷で、これまた近所の人からのいただきもので、その方の資材置き場に積んであったものをショベルで40ℓの農業用肥料袋に詰めて運ぶのですが、袋に入るのは40kgほど。1度に車に乗せられるのは10~15袋。2トンを運ぶのに延べ50袋に砂利を詰め、それを5往復して自宅の駐車場まで運びました。

で、今年は土間コンなどと呼ばれるコンクリートの打設です。
サウナの設置予定場所に約2m×3m×厚さ10cmの基礎を作ることにし、それを黙々と作業していました。このコンクリート打設の何が大変かって、セメントと砂と砂利に水を加えてものを混ぜる時の重さです。当然、私の家には「混ぜ太郎」のようなコンクリートを練る機械や道具もなく、このためにわざわざ買い揃えることもしなかったので、すべて手練りです。
さすがに手練りでは1度で2m×3mを打設するのは無理と判断して、2m×1mの3つに区切って作業することにしました。
設置場所の土を掘り、砂利を敷き詰めて固め、木枠を設置すると、それっぽい見た目になってきました。

そして、いざコンクリート打設の初日。すぐに見通しの甘さに気づきました(*_*;

トロ舟と呼ばれるコンクリートを練るための箱にモルタル25kgと砂40kgを入れて均等になるように混ぜ、そこに水を11ℓを加えます。この時点ですでに70kgを超えていて、かき混ぜるのも一苦労。でも本当の地獄はこのあと。60kgの砂利(バラス)を足して均等になるまで練り上げます。この時点で暖かい2月だったとはいえ、すでに汗だく。。。
これを2m×1mの木枠の中にショベルで敷き詰めていくんですが、これも重い(>_<)
フラフラになりながら、とりあえず敷き終えて、今度はそれらを平らに均す作業へ。しゃがんだ体制でなれないヘラを駆使しながらなんとかそれっぽく仕上げる。ここまでがワンセット。
これを、なんと3.5回繰り返す(◎_◎;)

そうなんです、調子に乗って結構な厚みの土間コンにしてしまったので、コンクリートの量も増え、手練りでやるには過酷な量になってたんです。しかも、時間が経てば固まるコンクリートなんで、やり始めたら休憩なしで最後まで突っ走る、、、ゾッとしました。
とりあえず、頭を空っぽにして何も考えずにただただコンクリートを練っては敷き、練っては敷きを繰り返し3時間以上が経った頃にようやく終りが見えてきました。最後の方はかなり雑にコンクリートを敷き詰めたみたいで、そこら中にコンクリートの粒が落ちていましたが、それでも何とかやり遂げました。

腰は痛くで腕はだるくて、、、でも達成感だけは格別でした。

数日乾かした後、次の区画も同様に作業し、約3週間かけて3面すべてを打ち終えました。
使用したコンクリートは重さにして約1.5トン、体積だと0.6㎥です。

どうしてこれを手練りしようと思ったのか、、、コンクリートミキサー車を頼んでも値段は変わらなかったのに。。。ちゃんと考えればよかった (-_-メ)